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一九七四年六月四日の「祖国統一分工事業組織指導要綱」は、朝鮮総連に対する金正日の直接指令だった。
この分工指令は、朝鮮総連の活動家一人が十人の在日と日本人と韓国人を洗脳包摂しろという指令であった。
仮に活動家が十万人いたとすれば百万人を包摂洗脳しろというノルマは困難というより狂気の指令だった。
ゆえに活動家一人が五人を包摂洗脳する指令に変更されたという。
在日と韓国人の洗脳包摂は可能だが、日本人の洗脳包摂は困難であったことから日本人拉致が実行されたと思われるが、事実上の拉致指令であった分工指令の目的は、対韓国、対民団、対日本で暗躍する秘密工作員を大量養成することであった。
言うに及ばないが北の秘密工作員を日本人に偽装させるために日本人拉致犠牲者が工作員教育に利用されていた事実は、既に明らかになっている。
ともあれ金正日が朝鮮総連に指令した【祖国統一分工事業組織指導要綱】による包摂対象者は。
・南朝鮮から日本に来る往来者(長期、短期)
・南朝鮮に行き来する往来者(民団、日本人)
・民団の人士および商工人、青年、学生(自主統一支持者も、含む)
・民団の傘下同胞、
・日本人(政界、経済界、学会、文学界、言論界など各界各層の有力者と関係者と職員含む)
・南朝鮮から日本に派遣された特派員…。などであった。
在日コリアンと日本の学生(青少年)、訪日韓国人留学生は勿論、訪日特派員、日本の評論家、政治家、学者、経済人、文化人、言論人、技術者など各界各層の人々を包摂洗脳し、秘密工作船で北送したという。何より日本政府が日朝往来を公認していた在日コリアン北送船の「万景峰号」も活用されていた。
特に朝鮮総連と対峙していた民団の中央本部、地方本部の中枢幹部が買収され、また脅されて1963年頃から「万景峰号」に極秘上船し、工作教育を受け、指令を受けていた。北朝鮮で、また「万景峰号」船内で工作員教育を受けた想像を絶する大量のスパイが日本・韓国・民団の各界に潜入して暗躍していたのである。
事実上スパイ天国になった日本全国に潜入した北の秘密工作員により1970年代には、在日と日本の青少年と学生が集中的に包摂洗脳され、秘密入北させていた。
現実に北の指令を受けた秘密工作員が当時の民団に潜入し、韓青、韓学同の組織本体を包摂し、民団を大混乱に陥れる事件が続発していた。
韓国民と日本国民も包摂し、韓国人と日本人になりすました北の秘密工作員が、韓国と日本の各界に潜入し、工作活動を展開していた。
そして新たに包摂洗脳した者を秘密工作船で北送し、次々と工作員に養成し、韓国と日本と民団の各界各層に追加潜入させた。日本赤軍のメンバーも北朝鮮に行き、後に拉致にも関与したことは、今では知られている。
一九七四年当時、朝鮮総連の「祖国統一宣伝教養隊」は対南工作と民団破壊工作を展開していたが、これらの事実は逮捕または自首した北の工作員が法廷で供述している。一九七五年の学園浸透スパイ団事件では主に関西出身の在日留学生十八名が韓国で逮捕されたが、彼らは分工指令により革命家(秘密工作員)に教育され、北の工作員として日本と民団だけでなく、韓国内に潜入してあらゆる対南破壊工作を実行していた。
在日コリアンの秘密工作員・文世光による韓国朴大統領暗殺を企図した陸英修女子射殺テロは、典型的な実例である。
ところで北朝鮮では絵本、教科書、書物、絵画、映画、放送、文化、芸術、芸能、放送から地域社会、家庭、学校教育など社会全般の現場で、幼児期から老人に至るまで工作員養成教育が実施されている。
幼児や子供たちが「この世の中で唯一、私達を幸福にして下さるお父様である首領様に身も心もすべてを捧げ忠誠を誓います」と合唱する洗脳教育が徹底的に実施されている。
脱北難民の元北朝鮮軍人が「一番恐ろしいのは家族と子供たちである。友人どころか家族や子供に本音を言えない」と語っていたが、洗脳された子供たちが両親や兄弟まで当局に告発する事例が絶えないというが、北朝鮮の恐るべき洗脳工作の実態は世界に類がない。
ちなみに本来の朝鮮学校は、在日コリアンが母国語を学ぶ民族学校であった。
朝鮮学校を北朝鮮首領個人崇拝洗脳教育学校に変貌させたのは、朝鮮総連の韓徳銖であった。
朝鮮学校は、北の工作組織である朝鮮総連のイルクン(活動家)養成学校にしたのは北朝鮮の祖国統一戦線中央委員であった韓徳銖である。
そして多くの朝鮮学校生徒が洗脳され、北送され、拉致され、人質にされ、多くが処刑されてしまった。
人質を取られた拉致犠牲者家族の在日は、北政権と朝鮮総連の粛清に怯える「蛇に睨まれたカエル」のように抵抗できなくなり、北送された子供たちを守るために朝鮮総連に寄付金(身代金)を納める食い物になっていた。
北軍政の恐怖政治は、北朝鮮国内だけでなく日本国内の在日社会でも強行されきた。
この原因は、暗殺部隊であるフクロウ部隊など北の秘密工作員を日本政府が野放しにしてきた過ちにあった。
日本を北軍政の工作基地、スパイ天国にした日本の従北・親北有力者の過ちを阻止することが北朝鮮問題解決の第一歩であることを自覚したい。
身近な足元の課題を解決できず、離れた課題を解決することは不可能である。
日本をスパイ天国にしたのは朝鮮総連と密接に繋がっている日本の政治家、学者、言論人であった事実は、今日まで秘められてきた。だが北朝鮮問題を解決するために、足元の課題を先ず解決するために敢えて公開させていただく。
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