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北朝鮮の人権問題に取り組む「北朝鮮人権記録保存所」は2011年4月26日、1万3000人以上の脱北者の証言に基づいて行った調査結果を公表した。
それによると北朝鮮には拘留場や労働鍛錬隊が、それぞれ210カ所以上、教化所23カ所、教養所5カ所、集結所27カ所、政治犯収容所6カ所など、少なくとも480カ所以上の監獄や強制拘禁施設が存在することを確認した北朝鮮人権記録保存所のユン・ヨサン所長は「北朝鮮は“監獄共和国”といえるほど、全国に多くの収監施設がある」と述べている。
記録保存所の関係者は「沙里院教化所(黄海北道)、チョンネ教化所(江原道)など3カ所は公式に存在を認め展示用として運営しているが、その他の強制拘禁施設の存在と実態は一切公開せず、うその情報ばかりを提供している」と語っていた。
○監獄の概要
1.拘留場は、韓国の警察署内にある留置場と同じようなもので全国210以上
の市、郡、区に1カ所ずつ設置されている。
2.集結所と教養所は、北朝鮮の刑法では定められていない拘禁施設で2000
年代以降は強制送還された脱北者などを、裁判を経ずに拘禁する施設とし
て使用されている。
3.教化所は、韓国の矯導所(刑務所)のようなもので、裁判によって判決が下
された者が、強制労働などに従事する施設だ。
4.政治犯収容所では劣悪な人権弾圧が行われており、耀徳、鳳倉里、咸鏡北
道会寧など6カ所が確認されている。
○監獄に関する証言
・1990年代後半に咸興教化所に収容されていたある脱北者は「何もない土地に
500人以上が連れてこられ、シャベルだけが与えられた。自分たちで土地を掘
り返して生きていけということだ。本当にたくさんの人たちが死んでいった」と
…。
・別の脱北者は「教化所では地面に稲のわらを敷いて寝る」と証言した。拘禁施
設で食事が与えられることはほとんどなく、収容された人たちは自分の力で農
作業などを行い、食料を手に入れなければならない」と…。
・2000年代後半に収監生活を送ったある脱北者は「豚を飼っていた畜舎に壁が
設置され、教化所として使われていた。30人ほどしか入れないスペースに、
100人以上が収容された」と話していた。
○取り調べ方法
・国家安全保衛部などの取り調べを受ける際には、ごく当たり前のように激しい
暴行が加えられる。脱北者らは「足の爪がはがれ落ちるほど何度も殴られた」
「(暴行で)唇や鼻がつぶれても、そのまま放置された」と証言した。
・女性の脱北者は「集結所で指導員に性的暴行を加えられた後、強制的に堕胎
させられた」と述べた。
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