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日本人特定失踪者調査会の調査発表では、拉致の疑いが否定できない特定失踪者は二百五十人以上にのぼり、その内「拉致の疑いが高い」とした失踪者は三十人以上になるという。北送日本人家族の拉致に味を占め再び旨味を求め涎を垂らし、牙をむいて善良な市民を拉致した。
『北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会』の発表では、日本人の拉致犠牲者数は日本政府認定十七名と「救う会」認定七名の二十四名という。
「救う会」の分類では。
1.工作員の日本人化教育の教育係と配偶者にするために拉致された犠牲者は、加藤久美子さん、横田めぐみ
さん、田中実さん、田口八重子さん、地村保志さん、浜本富貴恵さん、蓮池薫さん、奥土祐木子さん、
市川修一さん、増元るみ子さんの十名であり、この内、田口さんと横田さんが北の工作員に日本語を教育
していたことは、北の工作員であった金賢姫が告白している。
2.『よど号』をハイジャックした赤軍派がヨーロッパ等で拉致した日本人を工作員にしようとした犠牲者は
福留貴美子さん、石岡亨さん、松木薫さん、有本恵子さんの四名。
3.北の工作活動に遭遇したため連れ去られた「遭遇拉致」犠牲者は寺越昭二さん、寺越外雄さん、寺越武志
さんの三名。
4.北の工作員が被害者に成り済ますために拉致する「背乗り拉致」の犠牲者は、小住健蔵さん、原敕晁さん
久米裕さんの三名。
5.分類不明な犠牲者は古川了子さん、松本京子さん、曽我ひとみさん、曽我ミヨシさんの四名。
日本人拉致犠牲者の田口さんと一九八一年より約一年八ヵ月間も北朝鮮で暮らし日本語を学び、偽造日本旅券を所持し日本人に偽装して大韓航空機爆破テロを実行したことを証言した工作員の金賢姫は「北政権に騙されて生きてきたことを悟りました」と語っていた。彼女も女として、人としての人生を剥奪されていた犠牲者であった。
二〇〇九年三月十一日、韓国の釜山で田口八重子さんの息子の耕一郎さんと初対面した金賢姫は、記者会見で「横田さんも北工作員の金淑姫と暮らし、日本語を教えていた」と語っていた。拉致犠牲者家族会代表の飯塚繁雄さんは「日韓の拉致問題対策に向けて、取組みをより具体化して頂きたい」と語っていた。
無辜の市民を拉致した卑劣な所業を断じて許してはならない。田口八重子さんが金賢姫に「日本に連れて行って見物させてやりたい」と言った時、金賢姫は「南北が統一すれば、いつでも行けるわよ」と答えていたという、北政権が計画する赤化統一は拉致犠牲者救済を不可能にし、拉致犠牲者を逆に増加させることを知るべきである。
日本人拉致は北の工作員が日本人に偽装し、「侵略工作」を実行するための犠牲者であったのである。その事実を証明したのが、大韓航空機爆破テロ事件であった。
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