[韓国聨合ニュース] 2010年 01月 15日(金) 午後 12:07
 (東京=聨合ニュース・崔利洛特派員)
 <在日北朝鮮研究家, 朝総連研究書籍発刊>(韓国語→日本語に翻訳)


 在日韓国人の北朝鮮専門研究所である「'在日コリア問題研究所」の理事長として活動してい るチョンヨンナム(鄭龍男)氏が最近、在日本朝鮮人総連合会(朝総連) 研究書籍を発刊した. 「拉致と朝鮮総連」と言う題目のこの本は北朝鮮による日本人拉致問題, 1959年から始まった朝総連系在日僑胞北送事業などの背景と進行過程, 問題点等を分析している. この本は「北送拉致(北送事業)と朝総連」「北政権の本来の姿と侵略工作」「親北左翼の侵略工作と民団包摂」「北朝鮮問題の解決方案」「北朝鮮脱出難民.拉致犠牲者の証言」など総 5章にわたり鄭氏が収集した資料を詳細に紹介している. 鄭氏は1月15日、「拉致犯罪と核ミサイル開発など北朝鮮問題の全貌は、北朝鮮の分身である朝総連と北朝鮮工作員たちが実行した北送拉致事件を通じて知ることができる」と「北送拉致事件の真相を知らず、北朝鮮問題の解決策を見出す事は不可能である」と出刊背景を説明した. この本は先月25日、日本の全国書店で発売が開始された.



【産経新聞書評】『拉致と朝鮮総連』鄭龍男著
  2010.2.28 08:35
 拉致、核、ミサイル、金正日体制の内情、朝鮮総連を通した対日工作…。北朝鮮を語る上で常に登場するこれらの問題を在日韓国人である著者と有志が貴重な内部情報を駆使して掘り下げる。
 単なる北朝鮮・総連バッシングの一冊ではなく、読み込むうちに、北朝鮮の本質が半世紀以上経(た)っても不変であることに気付かされる。戦術として一時的に笑顔を見せられ幻想を抱いても、北朝鮮の戦略は一貫している。拉致問題を含むこれまでの日朝交渉でも似たようなことが繰り返されてきた。
 “日本の常識”は“北朝鮮の常識”とは相通じない。
 過去の失敗を繰り返していては、対北朝鮮問題で進展は全く期待できない−と行間から警鐘を鳴らす。


 【ダントンさんのブログ】
 ダントンです。今日は産経新聞の書評の記事の紹介です。
 この本はダントンも読みましたが著者の鄭龍男氏に敬意を表します。
 特に鄭龍男氏の記事は民団や韓国の情報機関筋の情報から、この本を書かれたようで新事実も記されています。朝鮮総連の悪魔性がよくわかる一冊です。
 やはり朝鮮総連の規制するために破防法を適用や新規の団体規制法の制定する必要を感じます。


  <民団新聞2010年1月27日報道>
 「拉致と朝鮮総連」犠牲者全員の救済訴える
 50年前に「祖国は地上の楽園」との北韓当局・総連の虚偽宣伝のもとに開始された「北送事業」を著者は「北送拉致」だと糾弾。
 「北送拉致事件の真相を知らずに北朝鮮問題の解決策を見出す事は不可能」と断言する。「北送拉致と朝鮮総連」「北政権の素顔と侵略工作」「親北左翼の侵略工作と民団包摂」「北朝鮮問題の発生源と解決策」「脱北難民拉致犠牲者の証言」の5章からなり、拉致犠牲者全員の救済と韓半島自由平和統一を主張する。
 対南工作の一環として「北送拉致」後には、大量の工作員を養成し民団組織内部に潜入させ、内から包摂する策謀を実行。北政権追従組織の韓統連による民団破壊・包摂工作の結実が06年の「5・17民団・総連共同声明」だった。
 5・17事件の目論見とは、北政権と世界各地の親北左翼組織が総力をあげてつくった「6・15共同宣言実践委員会」の日本地域委員会(総連と韓統連が主導)に民団を引き込む極秘作戦だった。
 また、在日と韓国の左傾化を促進し、北政権を支援する韓国の左翼政権の延命に貢献することであった、としている。
 民団正統派有志たちの決起により、「5・17共同声明」は白紙撤回されたが、北政権・総連と韓統連は、再び民団と韓国政府の包摂工作を水面下で開始した、と警鐘を鳴らす。



 
 インターネットブログの書評(匿名)
 日新報道の本なのでキワモノっぽいのだが、著者は韓青から民団幹部を歴任した人らしい。本国の左翼政権が下野したことにより息を吹き返した訳ではないのだろうが総連全盛時代の民団との死闘を彷彿させるような北政権への反撃。
 北バッシングが自分のところに跳ね返ってくることを恐れる現在の民団ではこう熱い人は少ないだろう、最後のアジっぷりは、北との「同じ血」を感じさせられるものなのだが、70年代の韓青時代に韓統との死闘を経験したことにより培われたもののようだ。
 スパイ全盛時代に組織防衛した身には当時に頻発した日本人拉致は他人事ではなかろう。北送事業を全て拉致と認定するものの、そこで日本政府に責任を転嫁したりはしない。あくまでも主犯は第一敵の総連である。首領様は一貫して金成柱と呼ばれるが、これも金日成偽物説を踏襲したもの。その金成柱の夢は南はもちろん日本の植民地化だというのだが、これはどうか。
 万が一社会党が政権を取ることはあったかもしれないが、乗っ取りは非現実的であろう。まあ今となってはお笑いですむけど、小田実とか日教組とか筋金入りのシンパを抱えていた当時は韓流ならぬ「朝流」は一つの潮流であったことはたしか。


 Re Comments.
 『インターネットブログ書評の反論』(民団組織人)

 私の後輩である著者は、左翼の韓青や韓統連には所属していない。左翼でも右翼でもない。民団青年会の出身で民団幹部を歴任したが、どの思想政治グループにも所属していない。在日組織人では有り得ない珍しい無党派の庶民派だ。
 
 弱者の立場で北政権と総連を糾弾し中国、ロシア、米国、韓国、日本、在日の親北左翼と権力者の過ちも指摘していた鄭龍男氏は、韓国の左翼政権時代にも左翼の過ちを堂々と指摘していた。だから当然、親北左翼の「袋叩き」の虐めにあっていた。
 関係者は皆が知っている。利害を考えない一途な男だ。
 
 北政権と総連と韓統連の反撃を恐れる現在の民団では、こう熱い人はいないのは確かだ。彼のアジっぷりは北との「同じ血」ではない。
 北政権に拉致された犠牲者の慟哭だ。
 
 彼は、70年代韓青時代の思想政治の死闘には関係していない。
 左翼とは無関係だ。彼は、思想政治の対立闘争を嫌っていた。
 同族が争うことは過ちだと云い、左翼から暴力を振るわれても暴力では反撃しない平和主義者だ。

 彼は黙々と在日の民生問題と韓日親善に奔走していたが、その過程で北政権と総連、韓青、韓統連のスパイ工作を知り左翼関係者に直接直談判する命知らずの無謀な男だ。彼はワールドカップ韓日共催大会で韓日共同応援団を企画して実行したが、そのため総連から激しい攻撃を受けていた。日本人拉致問題が発覚した時からは在日北送拉致の真相解明に没頭しだした。私たちは「無駄だ、止めろ、金も組織もないのに一人で走るな」と注意したが彼は聴かず、一人で走りだした。
 一人で苦労している彼を見かねて、仕方なく私達は彼をサポートしてきた。

 彼は拉致問題の解決策を解明する過程で拉致の主犯と実行犯と協力者だけでなく、拉致犯罪の発生源を突き止め情報公開するといっていた。彼は故金日成主席を金成柱だと呼称しているのは、北朝鮮で生まれて育ち真相を知っている生き証人の言葉を代弁している。
 
 だから今まで知られていない真相が本に綴られている。金日成偽物説を踏襲したものではない。また北政権の野望が北東アジアの占領だというのは、史実をもとにしている。在日は知っているが北の元軍部関係者から直接聴きだした信頼できる特殊情報もある。この事実を公開すると必ず左翼言論人の偽装虚言の歪曲捏造宣伝パッシングが始まる。
 
 本には、社会党が政権を取ること等は書いていない。社会党が北政権と朝鮮総連を助けた史実が書かれている。韓国と民団だけでなく日本の各界各層に北の秘密工作員が潜入していること、そして北の工作員が実行してきた工作を暴露している。
 この真相が公開されなかったこと、隠蔽され、歪曲捏造されてきたことが拉致問題を解決できなかった原因であると彼は主張している。
 この事実は在日一世組織人なら、皆が経験して知っている。
 
 彼の訴えは、過去の思想政治の対立やパッシングとは違う、まったく異質の今までにはなかった視点で拉致問題をとらえている。
 それは著者が思想政治に毒されていない純朴な庶民であるからだと思う。
 政治家でも学者でもなく、日本政府・韓国政府・在日組織から見捨てられてきた在日コリアンと云う捨て子の犠牲者たちだけが知る声を公開している。
 
 在日は知っているが言葉にできなかった真相を綴った「拉致と朝鮮総連」を読むと私達一世の脳裏には生々しい過去の体験が浮かぶ、ようやく在日も声を出せる時がきたのかと感じている。
 乗っ取りは非現実的と云うのは北政権と朝鮮総連とそのシンパたちの工作だ。
 北政権と朝鮮総連らが洗脳と包摂(乗っ取り)の工作を実行しているのは、在日組織人なら皆が熟知している真実だ。
 
 洗脳と包摂(乗っ取り)を非現実的だというのは、北の工作員達の真相隠蔽工作である。だが、この事実を現代人は知らない。北政権の大嘘に騙されてきた愚かさを恥じる人も少ない。私は著者の勇気ある行動に拍手を送りたい。そして支持する。