在日北送拉致の目的と犠牲者数 


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                                                             2007.7.18

 
 「北朝鮮の人民を拉致粛清し、餓死、自殺に追い込み、スターリンの指令である極東アジア共産主義革命を実現する南侵を決行して失敗した金成柱は、韓半島全土を破壊して数百万人の朝鮮人を死に追いやった。
 しかも金日成の名前を詐称していることが暴露されれば、北朝鮮人民に八つ裂きにされ殺されると思ったであろう
金成柱は、一九五三年七月二十八日、南侵動乱の休戦協定が成立した翌日に開催された休戦祝賀会で「何より先ず戦争によって破壊された経済を一日も早く復興し、発展させねばならない」と訴えている。
 
 経済に窮していた金成柱は一九五六年六月一日から七月十九日までソ連、東ドイツ、ルーマニア、ハンガリー、ポーランド、チェコスロバキア、ブルガリア、アルバニア、モンゴルを歴訪し、資金の援助を要請した。
 だが自国の経済逼迫と金成柱の本音を見破り無謀な野心家と見なしていた東欧の友邦国は協力を拒否した。
 ソ連のスターリンだけが三億
(米ドル換算で八千万㌦)を援助した。
 自業自得とはいえ国際社会の対北支援は完全に途絶え、北政権の崩壊は時間の問題であった。

スターリンと毛沢東の野望である共産主義革命実現と金成柱自身が生き延び権力を息子に世襲させるためには「北朝鮮を収容所半島に改造して住民を監禁し、反発する人民と邪魔者を全員を処刑し、残った人民を偽装虚言で洗脳包摂し、俺の忠実な臣下にするしかない。金日成に成り済ますカムフラージュとマインドコントロールに総力を結集して強行するだけでなく、核兵器を開発して核保有国になり最強の独裁政権を築き再南侵を決行し、韓国を併合した後に、日本を占領する以外に俺が生き延びる方法はない」と金成柱は考えたと、私は推定している。

 故に、金成柱は韓徳銖と組んで卑劣な起死回生の特効薬を考案したと思われる。
 それが、約六十万人の在日を拉致する陰謀であった。

 在日と日本人を「拉致」することにより。
①人材、②技術、③知識、④財政資金、⑤物資を手に入れることができる。
⑥在日の帰国運動は、資本主義に対抗する共産主義の勝利として格好の宣伝になる。
⑦北朝鮮住民と国際社会に、北朝鮮は、日本よりも魅力的な国であると認識させ騙すことができる。
⑧金日成将軍の存在と地位を確立し、人民の反発を抑え服従させることができる。
⑨失った国際社会の信用を回復し、国際社会の経済支援を取り付けることができる。
⑩在日を追放したいと願う日本政府との裏取引が成立し、莫大な利益を獲得できる。
⑪日本の各界各層の有力者を取り込み、日本を対南工作基地にできる。
⑫工作員を大量養成し、韓国、日本、民団内に潜入させ包摂工作を実行できる。
⑬韓国、日本、民団内に秘密工作組織を設置し、内部から民団組織を包摂できる。
⑭民団の反動分子を全員追放(粛清)できる。
⑮南侵動乱の失敗責任から逃れ、北政権の崩壊を阻止することができる。
⑯政権を延命させることができる。
⑰国力を回復できる。
⑱軍事力を増強できる。
⑲再南侵を決行できる。

 この恐れを知らない悪魔の夢の実現を、金成柱は試み実行した。それが在日と日本人家族約十万人を北送し、北朝鮮で拉致して人質にした北送拉致犯罪である。
一九五九年    二九四二人(この年は十二月の一ヵ月のみ)
一九六〇年  四万九〇三六人
一九六一年  二万二八〇一人
一九六二年    三四九七人
一九六三年    二五六七人
一九六四年    一八二二人
一九六五年    二二五五人
一九六六年    一八六〇人
一九六七年    一八三一人
一九六八年    一三五八人
一九六九年    一〇〇三人
一九七〇年     七〇四人
一九七一年     四七九人
一九七二年     三七九人
一九七三年     二五六人
一九七四年     一八〇人
一九七五年     一五〇人
一九七六年     一二六人
一九七七年      四〇人

 一九七八~八四年の北送人員は、一般に知られる九万三三四〇人とは数名の誤差がある。
 これは国籍不明者数十名、強制退去者の混入等が原因だと思われるが、日本政府と日本赤十字社の資料でさえ、人数が異なるという事情もある。
 それは北送事業の全てを取り仕切っていたのが、朝鮮総連であったからである。
 日本政府と日赤は、万景峰号で北送された正確な人数を確認するできる立場を放棄していたといえる。
 北政権と朝鮮総連は、約六十万人の在日と日本人らを拉致する計画であった。
 日本の政府も日赤も社会も大歓迎であった。
 当初は日本政府に抗議した韓国政府も、のちに事実上、北送を放置黙認していた。
 
 だが、在日約六十万人を北送拉致する計画は、失敗していたのである。
 そのため一九七四年に金正日が直接、朝鮮総連に事実上の拉致を指令していた。
 所謂「分工指令」である。
 朝鮮総連の活動家一人が五人を包摂洗脳しろという指令であった。
 在日と日本人のみか来日韓国人までが包摂洗脳され北送されていた。
 反発した日本人は当然、強制的に拉致され、北送されていたであろう。
 現実に多くの日本人が拉致された。
 北政権は、「ヒトとカネとモノ」が、何が何でも必要であったのである。

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